ども、こうちゃんです。
僕は山梨県が好きで良く行きます。
山梨県は果物が名産地で、モモやブドウ畑が沢山ありますが、最近は手入れの行き届いていない耕作放棄地が沢山あります。
また山梨は高齢化や過疎化も進んでいるということです。
そこで僕は山梨県の過疎化の実態はどうなのか、僕が実際に役所へヒアリングに行きお話を聞いてきました。
今回は山梨県の耕作放棄地と過疎化の現状について紹介していきたいと思います。
山梨県の過疎化の現状
日本では平成20年(2008年)より人口が減少しており、現在の総人口が1億2680万人のところ2060年までに6700万人に減ると推計されています。(国立社会保障・人口問題研究所『日本の未来推計人口』平成24年1月推計)
山梨県でも1999年の89万人(総人口)をピークに、人口が減少し続けています。2016年には83万人を下回りました。自然減(出生率を死亡数がうままわり、人口が減少する事)と社会減(県内から県外への転出者による人口減少)の両方とも進行していて、2060年には約50万人になると、推計されています。
県では、山梨県が東京圏に近いということや、リニアモーターカーの開通などをいかし、人口減少を2060年までに75万人まで抑えることを、目標としているそうです。
昭和60年~平成22年までの山梨の地域別人口の推移をみると、南アルプス市の若草地区、八田地区や白根地区の人口が増えています。
その一方で、芦安地区では、60年から平成22年にかけて225人、人口が減少しています。近年では甲西地区の人口も減少しているようです。
南アルプス市の人口を年齢別に見ると、15歳未満が昭和55年から減ってきています。それに対し、65歳以上の人口は昭和55年以降から増加していて、高齢化が進んできているのが実態です。
社会減の理由としては就職が関係していることが多く、山梨県は第三次産業の割合が低いということが県外への転出者が増えていることに関連していると言われています。他にも転勤や結婚、交通事情なども社会減の原因です。社会減の年代層は婚姻や出産の適齢期である20代が多く、それらの若者を失っていることが自然減の加速にも関係しているといいます
山梨県の耕作放棄地
また、このような高齢化や過疎化によって耕作放棄地という問題が出てきています。
実際に山梨県を歩いてみると、手入れが行き届いていない畑が沢山あることがわかります。
平成28年に行われた調査によると山梨県の耕作放棄地の面積は6.786haもあり、その中でももう一度農用地にできることが可能の土地が2.361haで、農用地に再生することが困難な土地が4.425もあります。
高齢化による農用地の放棄や農家を継ぐ担い手が不足しているのもあり、耕作放棄地が深刻化しているとのことです。耕作放棄地は、農地の効率的利用や利用集積の障害になり、病害虫や有害鳥獣の被害拡大にもつながるので、荒廃農地をなくし発生させないことが大事です。
荒廃農地とは、現に耕作されていないため荒廃し、ふつうの農作業では作物の栽培が客観的に不可能になっている土地のこと。
参考文献
(南アルプス市 まち・ひと・しごと創生人口ビジョン 平成27年10月) (農林水産省 平成27年10月) (山梨/過疎化対策について)