自然農法

交配種の種が不妊症を引き起こす!種ができない雄性不稔とは

こんにちは!kokingです。

今回はあまり知られていない【種】についての話をしようと思います。

 

一般的に売られている種には大きく分けて2種類あります。

1つは【固定種】、2つ目は【交配種(F1)】です。

今日の話はF1についてです。

F1種というのは「メンデルの法則」を利用し、種類の違う種同士を交配してできた品種のことをいいます。

メンデルの法則とは、別の品種同士を交配させたときに、両親の優性な性質だけがでてくる法則です。例えば病気になりにくいキャベツと、虫に食べられにくいキャベツを交配すると、病気に強く虫に食べられにくいキャベツができるということ。このメンデルの法則を使ってつくられたのがこのF1種です。

 

また、F1種の中でも雄性不稔(ゆうせいふねん)という突然変異を利用してできた種があります。この雄性不稔を使ったF1種は、種ができません。

この雄性不稔のF1種には見過ごせない大きな問題があります。それは、F1の野菜を育て、種を採種し、それを来年蒔いてももととは違う変な野菜になってしまうことです。そのため、農家さんは自家採種をすることができず、毎年値段の高いF1の種を買い続けなればいけません。

 

また、F1には他にも問題があります。それは今問題になっている「不妊症」が雄性不稔の F1の野菜を食べることによって起こっているのではないかということです。

そんな【不妊症】は人間の世界だけで起きているわけではありません。実はミツバチの世界でも起こっていることなのです。アメリカではF1種の蜜を吸ったミツバチたちが不妊症になり、失踪してしまったということが起こっています。ミツバチの世界で起こっているならば人間もなると、研究者の間でいわれているのです。

 

今回はすこしでしたが種の話でした。

 

 

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