自然農法

遺伝子組み換え種子とは。問題視されているのはなぜ?

2021年4月12日

遺伝子組み換え種子とは

今、問題になってきている遺伝子組み換え作物。遺伝子組み換えって何となく聞いたことがある人もいると思います。遺伝子組み換え植物とは何なのか少し説明します遺伝子組み換え植物とは、植物の種に違う遺伝子を挿入して、もともとの品種にはなかった性質を生みださせた種のことです。F1にも少し似ていますが、交配させて思ったような品種を作り出すのは時間もかかり、とても大変です。しかし、この遺伝子組み換えの技術を使えば、F1よりも優れた種を作ることができます。

遺伝子組み換えが問題になっているのはなぜ?

こんなに優れているのになぜ問題視されているか、書いていきます。 遺伝子組み換えの作物を開発するには膨大な費用がかかります。そのため遺伝子組み換えをつくりだしたバイオテクノロジー企業は、他の会社にまねされないよう特許権をとりました。しかし、本来ならば種は特許が取れません。なぜなら種は人間が作り出したものではなく、自然のものだからです。 それでもバイオテクノロジー企業はWT世界貿易機関とグルになり、無理やり特許を取ってしまいした。 こうして、遺伝子組み換えの特許がとれた後、色々な問題が起きました。 F1の種からは花粉が飛ぶことはありませんが、遺伝子組み換えは違います。カナダにある畑では、違う畑から飛んできた遺伝子組み換えの花粉と、普通作物が交配してしまい、その畑の農家が特許をとった会社から訴えられるということが起きました。ほんとうはその畑の人が被害者のはずなのに、逆に訴えられてしまったのです。遺伝子組み換え種子が特許を取得したことで、このようなことが様々な場所で起きています。なんというひどいことでしょうかでしょうか。 今、遺伝子組み換えの作物を作っている畑の総面積は、日本の国土の三倍と言われています。これから計算すると、遺伝子組み換え作物の花粉が飛ぶ広さはその百倍。これでは遺伝子組み換えではない野菜を作りたくても、いつ遺伝子組み換えの花粉が飛んできて交配してしまうかわかりません。 他にも遺伝子組み換え種子の問題があります。この遺伝子組み換えは、遺伝子操作により、F1のように二代目からは種が発芽しないようになっています。種をとって蒔いたとしても、発芽する直前にその種子は自ら毒を出して死んでしまうのです。このことから遺伝子組み換えの種は「自殺する種」ともいわれています。二代目からは発芽しないため、農家さんは自家採種する種子ができず、毎年新たにに種を買い続けなければいけません。特許のせいで訴えられたり、高額な種を買わなければいけなかったなどで、廃業している農家さんも沢山います。 なぜそのようなことが起きるのか。実は、遺伝子組み換えを開発した会社は「食料支配」を狙っていると言われています。すべて遺伝子組み換えの種子になったとしましょう。もし種会社が種の野販売をストップしたら、種を買うこともできず、自家採種することもできず、世界が混乱の危機におちいることは間違いありません。武器を持って国を支配するよりも、種で世界を支配することの方が効率が良いからです。もし種が無くなれば、野菜もお米も小麦も家畜だって育てられなくなります。 【種を制する者は世界を制する】僕はこのことを知ってすごく危機感を感じました。

遺伝子組み換えによる健康被害

遺伝子組み換えの恐ろしさはこれだけではありません。健康被害にもつながっています。 遺伝子組み換えの種子は作物に違う遺伝子を挿入して、もともと無かった優れた機能を生み出す技術だと言いました。そんな技術で作られた性質が「除草剤をかけても枯れない」「作物が殺虫成分を出す」です。この遺伝子組み換えは遺伝子組み換え「雑草」と「害虫」という農家さんの悩みを一気に取り去ってくれます。そんな技術のおかげで除草剤は作物のうえから撒けるようになり、害虫被害も減るのです。 しかし、上から除草剤をかけるということは健康の面から見たら大変危険です。除草剤をかけることで作物に除草成分が残留し、もともと植物自体に入っている殺虫成分は洗っても火にかけても消えません。 この、遺伝子組み換え作物が、腫瘍、アレルギー、アトピー、不妊症などのあるゆる病気の引き金になっていると最近の研究で分かってきています。

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