自然農法

【自然農の始め方】畑選びから収穫までの手順と栽培・作業のコツを詳しく解説!

2021年4月17日

  • 自然農法を始めたい
  • だけど、何から始めればいいか分からない…
  • 自然農法を始める手順を教えて!

こんにちは!KOKINGです。

自然農法を始めたいと思っても、他の栽培方法とは全く異なるので、何から始めたら良いのか分かりませんよね。

自然農法は他の農法と比べて成功させるのが難しく、しっかり野菜を育てられるようになるまでは何年もかかると言われています。

そのため、自然農法の始めるなら、成功させるためのポイントをしっかりおさえておくことが大切です。

そこで、この記事では、1年目から収穫できることを目標に自然農法の始め方と栽培のポイントを解説していきます。

実際に自然農法を実践している僕が、家庭菜園初心者の方にもなるべく分かりやすく解説します。

自然農法で作物を収穫するまでの流れ


  • 畑を探す

    自分の菜園スタイルに合わせて畑を選ぶ


  • 畑の土の状態を見る

    土の状態を見て、土作りをするか考えます


  • 畝を作る

    作物を育てる畝を作ります


  • 生育管理

    野菜を育てます


  • 収穫

    作物の収穫


  • 自家採種

    育てた作物の種を採ります

それではまず、自然農法の始め方・栽培の流れを解説していきます。

畑を探す

自然農法を始めるには畑が必要です。

畑を持っていない人の場合は、まず畑を探す必要があります。

自然農法では、最初の畑選びがとても重要です。

畑を選ぶ際に重要なポイントを簡単に説明します。

自分の自然農法菜園スタイルに合わせる

畑を選ぶ際は自分はどのような菜園スタイルにするかを考えましょう。

どんな作物を育てるか、 通う頻度はどのくらいか、 どのぐらいの広さが必要かなどです。

家から遠い場所に畑を持つと通うのが大変です。キュウリやインゲン、エンドウ豆などはこまめな管理が必要なため

畑以外にも農業体験や自宅の庭を開梱して菜園にすると言う方法もあります。

畑を選ぶ際は自分に合ったスタイルのものを探しましょう。

周りの環境を考える

自然農法は雑草や虫と作物を共存させる農法です。そのため、周りの方々に畑を放置していると思われやすいです。

また、雑草を生やしておくことで「雑草の種が飛ぶから困る」と苦情がくることもあります

特に市民農園などでは、 全く草を抜かないと言うのは難しいします。

このような近隣に方とのトラブルを避けるためにも、 周りの方に雑草を抜かないことを理解をもらえるところを探しましょう。

また、 果樹園の近くにある畑などでは、 散布された農薬が飛んでくる場合もあるので注意が必要です。

畑の特性を見る

畑を選ぶ際は実際に見てどのような土壌なのかをしっかりと見ておく必要があります。

太陽を遮るものはないか、 風が強すぎないか、 雑草は生えているかなどです。

自分がどのような作物を育てたいのかを考えながら畑を選ぶようにしましょう。

畑の土の状態を見る

畑が確保できたら次は畑の土の状態を観察します。

土の状態を理解しておけばその後の栽培にも役立ちますし、土壌の状態が悪いようであれば土壌改良をする必要があります

畑の土の状態をチェックポイント紹介します。

耕盤層をチェック

まず畑の土を掘ってみて耕盤層があるか確認します。

耕盤層とは トラクターなどで耕すことで土が叩きつけられ、 固まってしまった層のことをいいます。

長年耕していた畑では大抵この耕盤層があります。

耕盤層は、 とても硬く、そこに水や 肥料による毒素が溜まることで、 作物に根腐れなどのトラブルが起こりやすいです。

それ以上植物の根が伸びることがもありません。

土を掘ってみてこの耕盤層がある場合はスコップなどで壊すようにしましょう。

耕盤層を壊すことで水はけや空気の通りが良くなり、植物の根が地中深くまで伸ばせます。

土のタイプを診断する

自分の畑はどのような土壌のタイプなのかを診断します。

土壌には大きく分けて3種類あります。

粘土質、 団粒構造、 砂漠化です

団粒構造は 一般的に植物が育ちやすい良い土と言われています。

粘土質は、 もともと田んぼだった畑等によくある土壌で、 水はけが悪く 固まった粘土のような土のことをいいます。

粘土質の場合、 水はけがとても悪いので根腐れを起こしやすく、 腐食が少なく痩せているので作物の育ちが悪いです

粘土質の場合、 そのまま作物を育ててもうまく育たない場合があるので、 高畝にして水はけを良くしたり、 堆肥などの有機物を入れましょう。

 

砂漠質は、 極端に腐食が少なく痩せていて、 ほとんどが砂の砂漠のような土のことです。

砂漠質の場合、 水はけが良く水持ちが悪いので乾燥しやすい傾向にあります。

堆肥などの有機物を入れたり、畑に草を生やし、 草マルチなどでできるだけ土を裸にしないようにする工夫が必要です。

生えている草を見る

生えている草を見ましょう。

畑にどんな草が生えているかによっても土の状態がわかります。

例えば、 スギナは土壌を酸性からアルカリ性に変える役割を持っているため、 土壌は酸性と言う判断ができます。

ナズナやハコベ、 ヒメオドリコソウ などが生えている畑であれば、 とても土が豊かなので1年目から自然農法を成功させやすいです。

全く草が生えていない場合は、 雑草堆肥を入れたり、積極的に草をはやすようにします。

レキ(石)があるか確認する

畑にレキ(石)があるかないか確認します。

もともと田んぼや果樹園だった畑はレキが多いことが多いです。

土の中に力がたくさんあると、 根菜が二股になるなど作物に影響を及ぼします。

土を掘ってみてレキがたくさんあるようであれば、 取り除いたり、 高畝にするなど工夫しましょう。

栽培プランを立てる

次に畑でどのような作物を栽培するのかをしっかり考えておきましょう。

どんな作物を育てるかによっても、 畝の大きさや高さ、 雑草堆肥を入れるかなど対応が変わります。

作物にも自然農法で育ちやすいものと育ちにくいものがあります。

古来から日本に在来している大根、せり、ふき、ミツバ等は比較的無肥料でも栽培しやすい傾向にあります。

逆に、 トマト、なす、ピーマン、スイカ、小松菜などは難易度が高いです。

自然農法を始めた一年目は、 大豆やじゃがいも、大根や麦 などを栽培するのがオススメです。

コンパニオンプランツについて

肥料や農薬を使わない自然農法ではコンパニオンプランツを活用するのがおすすめです。

自然農法に必要な道具

次に必要な道具を揃えます。

自然農法は自然の力を引きだす農法です。

自然農法では、必要な道具は少なく、ビニールマルチ、耕運機などの高額な道具を揃える必要はありません。

クワ、スコップ、釜などの基本的な道具があれば、すぐに自然農法を始めることができます。

自然農法を実践するのに必要な道具

  • クワ
  • スコップ
  • ノコギリガマ
  • 手袋

種を選ぶ

育てる作物が決まったら種を選びましょう。

ホームセンターなどで売られている種は、 肥料を与えられて過保護に育てられている場合が多いです

このような種を使うと自然農法ではうまく育たない場合が多いです

ここで種選びのポイントについて解説します。

固定種や在来種がオススメ

一般的に販売されている種には大きく分けて 固定種と交配種の2種類があります。

交配種は、 名前の通り 交配させてできた種の事です。

反対に固定種は、 長年交配させていない固定された種子のことを言います。

自然農法の場合、 育てた作物の自家採取をすることが多いです。

育てた作物の自家採取をして繰り返し使うことで、 その土壌の特性に合った種子になり、 自然農法でも育ちやすくなります。

このように自家採取をするには、 交配種でなく固定種を選ぶのがオススメです。

交配種は、 自家採取をしても、もともとの野菜とは違った種が取れてしまいます。

また、 種を取ることができない交配種もあるので注意が必要です。

種の説明をしっかり読む

種子を選ぶときは説明をしっかり読みます。

菜園初心者は「育てやすい」 と書かれている種を選ぶと良いです。

その他にも、自分の畑の地域の気候や、 土壌の性質に合った種を選ぶようにします。

一年目から収穫を得たいなら、自然農法種子がオススメ

ネットなどでは、 自然農法で育てた作物の種子が販売されています。

自然農法で育てられた種子は、 無肥料栽培でも育てやすいことが多いのでオススメです。

ただし、 数が少なく 売れ切れになることが多いので、 早めに買っておくと良いです。

畝を作る

次に畝を作っていきます

自然農法ではいちど作った畝は壊さず毎年使います。

そのため、最初の畝作りがとても重要です。

ここで畝を作る際のいくつかのポイントを紹介します

育てる作物に合った高さにする

畝の高さは、 どんな作物を育てるかによって変わります。

水はけがよく乾燥した土地を好む作物を育てる場合は、 高めの畝にし、 水分が多い土を好む野菜は低い畝にします。

また、 水はけが悪い粘土質の場合は、 畝の高さを高くすることで水はけが改善できます。 同じく、 水持ちが悪い場合も低めに畝をつくります。

自分が育てる作物や、畑の土質も考えながら畝の高さを決めるようにしましょう。

 

土質に合わせた畝の高さ

  • 粘土質の場合 5cm〜10cm
  • 砂漠質の場合 20cm〜30cm

南北方向に作る

畝は南北方向に作るのが基本です。

南北方向にウネを作ることで日当たりに差が少ないからです。

畑の近くに太陽を遮るようなものがある場合は対応して畝の方向を考えましょう。

通路は広くする

畝を作るときは通路を広く取るようにします。

一般的に通路には雑草が生えるからと、 幅が狭くしがちです。

しかし、 通路が狭いと同じ場所ばかりを踏み固めてしまい土が固くなります。

また、根と根との間隔が狭いと作物の根っこがぶつかり合ってしまいます。

通路を広くすることで、 通路にも草を生やすことができる。

水と風の流れを考える

畝を作るときは畑の水や風の流れを意識します。

植物の生長には水や風が重要です。

水はけが悪いと収穫物の品質が落ちたり、根腐れや病気の原因になります。

一か所に水が集中すると水たまりになり、水の流れを意識して、畑全体に水を均等に回すことが大切です。

また風の流れも植物の成長に大きな影響をおよぼします。

作物に強い風が当たりすぎたり、畑の風通しが悪いと、害虫や病気発生したり、軟弱になるなど作物の成長にトラブルが起こります。

畑の中全体にバランスよく風が通るようにしましょう。

 

畝の長さを長くしすぎると、風や水の通りを遮断してしまうことになるので、短く作るというのがポイント

畝幅は統一する

・自然栽農法では一度作った畝は壊さず毎年使い続けます

・そのため、毎回育てる作物に合わせて畝を作り直すという事ができないため、畝の幅は統一するようにする

・畝幅を1m前後にしておくと、やほとんどの作物に対応でき、違う作物との混植もできるのでおすすめ

地が痩せている場合は有機物を補う

自然農法では基本的に肥料や堆肥を使いませんが、畝を作るときに土が痩せている場合は堆肥などの有機物をすき込むようにしています。

自然農法で堆肥を使わない理由は自然のバランスを壊してしまうからです。

しかし、畑は自然を開墾してできたものですので、すでに自然とは言えません。また、前に化学肥料や農薬を使い、耕し続けていた畑では、完全に自然のバランスが壊れてしまっています。

自然のバランスが壊れた畑でそのまま作物を育てても、実りを手にすることは難しいですし、うまく育つようになるまで何年もかかってしまいます。

一年目から収穫を手にしたいならば、堆肥を使うことも検討してみると良いです。

育苗&苗選び

畑で直接種まきをするのが難しい野菜は苗を植えます。自分で苗を育てるか、市販で売られている苗を購入するかのどちらかになります、

自分で苗を育てる

寒い時期の種まきや外敵から芽を守りたい場合はポットなどで育苗を行います。

発芽に地温が必要なトマトやナスなどの夏野菜は、あらかじめ温室などを使ってまだ寒い3月頃から苗を育てておきます。

肥料や水やりをなるべく控え、低温でじっくり成長させることで、強い苗に育ちます。

また、ネギや玉ねぎなどは、畑に種をまいて苗作りを行い、移植せます。

市販の苗を買う

自分で苗を育てるのが難しい場合は、市販の苗を買う方法もあります。

肥料と水をたっぷり与えられ、甘やかされて育った苗は自然農法には向いていません。

苗を選ぶ際は、大き過ぎず、しっかりした苗を選ぶようにします。

良い苗の特徴

  • 地上部と根が同じ長さ
  • 株元がグラつかずしっかりしてる
  • 茎が細すぎず太すぎない
  • 葉の色は鮮やかな緑

支柱たて

きゅうりや インゲン豆などのつる植物や、 トマトやナスなどの支えが必要な野菜は、 種まき植え付け前にあらかじめ支柱を立てておきます。

 

種まき・植え付け

畑に種まき

・畝が準備できたらいよいよ種を蒔いていきます。

・種まきには、ばら蒔き、すじ蒔き、てん蒔きなどの種類があります。

・それぞれ栽培する作物に合わせて使い分けます。

〈ばら蒔き〉

種を上からぱらぱらとまく方法です。小松菜、からし菜、ほうれん草など葉物野菜に向いています。

〈すじ蒔き〉

すじのように種を一列均等に蒔く方法です。大根、人参、ゴボウなど根菜類、葉物野菜に向いています。

〈てん蒔き〉

点のように一箇所に種を蒔く方法です。トマト、ナス、キュウリ、カボチャなどの果菜類に向いています。

種をまくときのポイントは、 種まき後にしっかり土を押すこと。

土を押すことで、 種と土が密着し 水を与えなくても発芽します。

苗の植え付け

苗が成長したら、 植え付けします

苗を水につけておき、 シャベルを使って植え付けます。

ポイントは植え付け後に手でしっかり土を抑え、水を与えないこと。

水を求めて根が伸び活着が良くなります。

生育管理

間引き

ぱら蒔きやすじ蒔きした作物は、 大きくなるにつれ葉が重なり合ってくるので間引きをします。

ポイントは間引きのタイミングをしっかり見極めることです。

間引きが遅くなると、 その後の成長に影響が出るので注意が必要。

手で引っこ抜くと他の株の根っこにダメージを与えてしまうので、間引くときはハサミを使います。

草刈り・ 雑草マルチ

作物がまだ小さい頃は まだ弱いため、 雑草の勢いに負けてしまいます。

作物の生育初期 は、 株周りの草が伸びすぎないよう、 草を除草しましょう。

ポイントは、

  • 抜かずに刈る
  • 刈り取った草を生音の上に敷く

です。

刈り取ることで根っこは土に残し、畝の上に敷くことで自然に堆肥化し土が豊かになります。

このように畝の上に草を敷くことを「雑草マルチ」といいます。

生育促進

自然のバランスが壊れ痩せている畑では作物がうまく育たない場合があります。

作物の生育が悪く弱々しいようであれば、 草マルチの上から米ぬかや油かすを補うと良いです。

米ぬかや油かすが雑草マルチの大光を促進させ、 土が豊かになっていきます。

十分に作物が成長している場合は、米ぬかや油かすは自然のバランスが狂ってしまうので  控えます。

摘芯・誘引

自然農法では、基本は放任ですが、一部の作物では、摘心や支柱への誘引を行います。

こまめな管理が多収穫へ繋がります。

病害虫対策

自然農法では草や虫も自然の一員と考え、作物と共存させてた栽培を行います。

自然農法では、色々な虫や草がお互いに影響を与えながら共存するため、害虫や病気が発生することは少ないです。

そのため、 特別な対策は必要ありません。

収穫

いよいよ収穫です。収穫時のポイントを解説

 

 

自家採種

種をとります。

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