兵器が生んだ化学肥料
今、地球の自然環境は現代の農業で使われている農薬や肥料の影響でどんどん壊れています。
農薬や化学肥料が海に流れ込み魚が取れなくなり、地下水や空気が汚染され、微生物が撃滅し、土壌が砂漠化しています。
今問題になっている、ガン、アトピー、アレルギーなどの健康被害も、化学肥料や農薬、様々な薬品のついた野菜を食べていることが原因だと言われています。
そもそも農薬や化学肥料ができたのはここ最近のこと。
それらはまだ開発されてから少しの月日しか経っていません。ですから体にとって本当に安全かどうかはまだ分からないのです。そして実は農薬や化学肥料は戦争が生んだものなのです。
第二次世界大戦後、日本は戦争に負け大量の武器や兵器が余りました。中でも一番余って困っていたのが爆弾です。
人々は爆弾を何かに使えないかと考えました。そこで爆弾の窒素を使って開発されたのが化学肥料です。
それからは爆弾を作っていた工場も化学肥料作りに転換し、世界中で化学肥料が使われるようになりました。
また農薬も戦争が生んだものです。爆弾の次に余ったのが毒ガスでした。この毒ガスは農薬にかわりました。
化学肥料や農薬は戦争で余った武器を利用して作られたものだったのです。