自然農法

天地返しをしてみた!土壌微生物が増え、土が豊かになる土壌改良とは

2018年2月6日

僕は無農薬、無肥料栽培をやっています。

市民農園を借りて無肥料栽培をやっていますが、そこの畑の土をよくするために、天地返しと言う土壌改良をやってみました

今回は「天地返しの仕方」を紹介していきます。

天地返しとは

「無肥料栽培では土づくりをしない」というイメージがあるかもしれませんが、人間の手によって破壊された土や酸性度の高い土壌など、もともとの自然の土に戻す必要があります。そういった痩せている土地の改善法はいろいろありますが、その中でも僕がしてみた「天地返し」という土壌改良をするのがおすすめです。

天地返しとは上の20cmの土と、下の20cmの土を入れかえる土壌改良方法のことです。そうすることで、好気性の菌と嫌気性の菌を入れ代わり、土壌微生物が増えて活発化します。土壌微生物が増えると、草などが早く土に分解されるので土が豊かになり、植物よく育つ土壌にかわります。

僕が今回紹介する天地返しは、土の中に枯葉などを入れて、土壌微生物をパワーアップさせる方法です。

「天地返し」は土が痩せている場合の土壌改良なので、まずその土地が痩せているか確認する方法を紹介します。

痩せている土地の見分け方

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土地が痩せているかどうかを確かめるためには、まずその土地にどんな草が生えているかを見みます。

イネ科や背の高い雑草が生えている場所は、土を柔らかくしている最中なので痩せていること証拠です。

また、全く草が生えていない場合も痩せていると判断します。僕が借りている市民農園も草が生えていないさらちの状態で、もともといたおじさんが耕していたんだそう。

だいたいその場所に十種類以上の草が生えていなければ土が痩せていると考えます。

次に土を見てみましょう。土は含まれているミネラルの量によって色が変わります。土の色を見ればその土壌はやせているかを判断できるのです。土は大きく分けて、「黒土」「赤い土」「黄色い土」「粘土質」と四つあります。

・黒土は腐植(動植物が分解してく黒くなった物質)がたくさん含まれ、肥えている土の事をいいます。植物を作るのに向いている土。

・赤い土は火山灰か痩せている土。通気性や浸水性がとても悪く、痩せている土地です。

・黄色い土は砂漠に近く、腐食と土壌微生物が少ない土です。まさに僕が今借りている畑。

・粘土質は灰色で、20cm~30cmに硬盤層があり根が伸びにくく、水はけが悪い土地。僕が以前借りていた畑が粘土質でした。

この中でも、特に粘土質の土は痩せている証拠です。土を手で1回握り、固まった土指で少し押し、崩れたら肥えた土、崩れなかったら痩せていると判断します。

次に酸性度を測ってみます。酸性度はホームセンターなどで売っている「酸度計」を買ってはかります。畑に水をまき、土に酸度計を差し込こんで、30分たったら酸度計を見てみましょう。植物によって必要とするpHは違いますが、5~6だったら比較的植物が育ちやすい土ということになります。

 以上の方法で痩せていると判断したら、これから紹介する「天地返し」という土壌改良ほうをしたらいいでしょう。

天地返しの仕方

天地返し


 材料 

〇イネ科の枯葉 〇枯葉・腐葉土

〇米ぬか 〇油かす 〇もみ殻くんたん




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①まず畝を作る場所を40cm ほります。 掘るときに上20cmの土と下20cmの土を分けておくようにしましょう。掘り終わったらそこに水を入れ、数十吸収しないようだったら、スコップで硬盤層を壊します。




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② 構をほり、スコップで硬盤層を壊したら、そこにイネ科の雑草(枯れたも)を入れます。イネ科の枯れ草は保水生が高く、ゆっくりと硬盤層にしみこんでいます。





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 ③ 次はそこに枯葉か腐葉土を入れます。枯葉は普通の雑草ではなく、広葉樹のを使うようにしましょう。そのほうが、カリウムの補給になります。






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④ 米ぬかを振りかけます。これはリン酸とカルシウムの補給になり、枯葉などの有機物を早く分解してくれます。米ぬかは、買うことも出来ますし、コイン精米があれば無料で分けてもらえます。





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⑤ 次に油かすを振りかけます。油かすはタンパク質なので、分解されれば「窒素」という栄養分にかわります。






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 ⑥ 最後にもみ殻くんたんか草木灰を入れます。もみ殻んくんたんは土壌微生物を呼ぶ超音波を出していると言われています。草木灰の方が、カリウムなどの栄養が沢山含まれていますが、アルカリ土壌に変えるという意味ではもみ殻んくんたんでもいいです。

 草木灰ともみ殻くんたんは、土をアルカリ性に変えるという役割を持っています。

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⑦草木灰ともみ殻くんたんを入れ終わったら、土を戻す。戻すときに上と下の土を入れ替えて入れる。後はそこに畝をつくったら完成!

天地返しの畝に苗を植える

天地返しをしてから三週間たてば、畝に苗を植えられます。


苗を植え付けるときは必ずほぐして、土を取り除き、乾いたところに植える。水をあげるときは上から直接あげるのではなく、下から吸い込ませるように与える。そうすれば水分を求めて根っこが伸び、しっかりとした野菜になります。


「天地返し」をしたからといって、肥料のように即効性があるわけではありません。天地返しは、いちど痩せてしまった土地を植物の育つ自然な土に戻すということが目的です。

そのため、天地返しをしてから畝になにも草がない状態が続くと循環がとまり、また痩せた土地に戻ってしまいます。また痩せた土地に戻らないようにするためにも、土を更地にしないで、なにかしら草が生えている状態にしましょう。

自然の循環が保たれれば、土がどんどん豊かにっていきます。

天地返しの畝で野菜をみごと収穫

天地返しをしたおかげか、僕が植えた夏野菜を見事収穫。天地返しは効果があるようです。

トマトやトウモロコシ、他にも色々な野菜が元気に育ってくれました。
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