自然農法

農薬や化学肥料を使うデメリット

 

 

現代のほとんどの畑では、野菜を大きく育てるために化学肥料を与え、害虫や病気予防のために農薬を散布し、雑草を枯らすために除草剤をまいています。

このような栽培をすれば野菜が健康で大きく立派に育つと考えられていますが、実は農薬や肥料、除草剤などをまくことで逆に病気や虫食いをひどくしているかもしれません。

 

植物が成長するためには土壌微生物や土壌動物が大切です。土壌微生物は植物を病気や害虫から守ったり、栄養を使えるように手助けしてくれる役割を担っています。自然の植物たちはこの土壌動物や土壌微生物と共存することで害虫や病気から身を守っているのです。

 

しかし最近は、急激にこの土壌微生物や土壌動物が撃滅しています。土壌動物や土壌微生物を撃滅させてしまう最大の原因は、やはり農薬や化学肥料です。

土壌動物は化学肥料をとても嫌がります。そのため化学肥料をまいた畑からは土壌動物が逃げていきます。逃げていくどころか化学肥料の量によっては死んでしまうこともあるそうです。

また化学肥料は土壌微生物をも減らします。

なぜならほとんどの農家さんは肥料をまくと、栄養分を雑草に取られないように徹底的に草を取り除きます。土壌微生物というのは根っこを食べ物にしている生き物です。食べ物がなければ土壌微生物は死んでしまうからです。

こうして土壌動物や土壌微生物がいなくなると、植物はとたんに病気や害虫の被害にあいやすくなります。なぜなら今まで害虫や病気から植物を守っていた土壌微生物・動物たちがいなくなってしまったからです。

また化学肥料をまくと植物の細胞が肥大化します。肥大化すると外からの病原菌や異物が細胞内に入りやすくなるので、なおさら病気にかかりやすくなります。

化学肥料をまいたことで植物に病気や害虫の被害が

でてくると、農家さんは農薬を使いはじめます。しかしこれは逆効果です。

農薬は害虫や病気の菌を殺しますが、それと同時に植物の体内にいた微生物も殺してしまいます。この微生物は「エンドファイト」という名前で、人間の腸内細菌のような役割をする大事な菌です。人間も腸内細菌が減れば病気になるように、植物も農薬でエンドファイトが死んでしまうと病気になって枯れてしまうのです。

「化学肥料をまくから植物が弱り、農薬を撒くから病気になる」

肥料や農薬をまくことによって、逆に悪循環を生みだしているのかもしれません。

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